こんにちは。
すばるプロフェッションズ・アライアンスメンバー、不動産鑑定士の西原稔子です。
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先月、先々月とテレビ朝日さんの「ハナタカ優越館」に不動産の専門家として何度か出演させて頂いておりました。
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ハナタカ優越感は様々なジャンルに関する、知っているとおトク(かもしれない)情報を紹介しているくりぃむしちゅーさんMCのバラエティ番組です。
引越しシーズンと言われる2月〜3月は特に不動産ネタを扱うことが多く、その度に出演オファーを頂きます。
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…と申しましても、報道番組と違って、出演オファーを頂いてからすぐに収録という訳ではありません。
実は、一ヶ月前位にディレクターさんと事前に打ち合わせをして、今回のテーマについてどの様な事が話せるかなど、色々ご質問を受けているのです。
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その時の回答も踏まえて企画会議をされているのでしょう。
幾度かの企画会議を経て、収録近くになると改めて「今回はこんなことを話してもらえますか?」という連絡を頂きます。
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ただ、時折「え?私こんなこと、この前の打ち合わせの時に話したっけ!?」と驚くこともあります。
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理由として考えられるのは…
他の専門家さんから提供された情報?
あとは、担当Dさんが途中で別の方に変わり、こちらが提供した情報が伝言ゲーム状態で少しずつ変化していった?
…etc
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と言うわけで
収録直前に再度打ち合わせを行います。
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「これは話せる」
「これは誤解を招きそうだから話せない」
など一つ一つのコメントについて判断をしていきますが、「あれも話せないこれも話せない」ですとディレクターさんも困ってしまいますので、「この通りには話せないが、この様に言い換えると話せる」とご提案することもしばしばあります。
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ディレクターさんのご要望を汲み取りつつ、一般視聴者の方々に誤解を招かない様に専門家としての配慮もしつつ…何年この仕事をしていても、毎度頭を悩ませます。
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たった10分程度の収録(その中で実際にオンエアで使われるのは数分程)の時でも、直前の打ち合わせに二時間以上時間を費やすこともあります。
ただ、じっくり打ち合わせ出来る方が、色々こちらの意見も聞いて頂けるので寧ろ有り難いです。
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時間で考えると、オンエアで使われる部分って実際に要した時間や労力を考えるとホント氷山の一角なんですよね。
でも、これがテレビ番組なんだと思います。
バラエティにしても報道にしても、たった30分なり一時間なりの番組でもその裏で視聴者の想像を遥かに超える人数のスタッフさんが相当な時間をかけて作り上げている…
そして、DさんやADさんの血と汗と涙が…
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…そう思うとテレビ番組もより味わい深く視聴出来…ますかね?(笑)
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不動産鑑定評価書も似たようなところがあります。
たった数十ページの評価書でもその裏では不動産鑑定士が足を使って沢山の資料や情報を集めており、それらの資料なり情報の再吟味・取捨選択を含め対象不動産の確定から評価書作成に至るまで様々な工程を経てようやく一案件の不動産鑑定評価書が出来上がる…
そして、凝りすぎて予想以上に時間がかかり、締め切りに間に合わないと寝る間を惜しんで頑張る不動産鑑定士の姿が…
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…そう思うと不動産鑑定評価書もより味わい深くご覧になって頂け…ますでしょうか?(笑)
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相続(節税対策や遺産分割)、親族間売買、個人所有不動産の法人化、賃料増減、立ち退き、担保評価、企業所有不動産の時価評価・・・etc
個人法人問わず、皆さまの不動産に関する様々な問題を説得力のある不動産鑑定評価書で解決いたします。
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最後までお読み頂き、誠に有難うございました。

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すばるプロフェッションズ

不動産鑑定士 西原 稔子