こんにちは。
すばるプロフェッションズ・アライアンスメンバー、不動産鑑定士の西原稔子です。
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私事ではありますが、先日息子の中学受験が終わりました。
首都圏の中学入試は先週でほぼ終了しておりますが、高校入試、大学入試はまだまだこれからですよね。
こちらのニュースレターをご覧になってくださっている方々の中にも、お子さんが受験直前、若しくは来年度が受験学年という方がいらっしゃると思います。
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かつて、家庭教師に始まり塾講師、資格試験予備校講師(不動産鑑定士講座担当)と通算で教師・講師業を10年以上経験した関係で、多くの受験生と接しておりました。
その経験が、息子の受験でも少しは生かせた様な気がいたします(特に直前期)。
せっかく、このタイミングでニュースレターを書かせて頂くことになりましたので、受験生を抱えるご家庭へのエールの気持ちも込めて、私が受験を迎える生徒さん方によく伝えていたことをお話させて頂こうと思います。
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合格の要素=努力(50%) + 運(20%) + 本番力(30%)
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努力はまさに、どれだけ受験をするに当たってどれだけ努力してきたか、即ち勉強してきたかですが、こちらは勉強の量だけではなく、質(勉強方法)も影響します。
また、試験当日を万全のコンディションで迎えられるよう体調管理に気を配るのも、ある意味努力ですよね。
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運は、試験当日の運ですね。
漠然とした運勢的なものだけでなく(こちらは信じるかどうかもありますから・・・)
試験本番にどの様な問題が出たか(試験問題で、合格者のうち下位50%はごっそり入れ替わるという説も良く聞きます)
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受験会場での座席
(エアコンの聞き具合によって寒過ぎたり、逆に暑過ぎて頭がボーッとしてしまったという様な話だけでなく、隣の受験生のペンの音や貧乏ゆすりで試験に集中出来なかったという話も聞きます)
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試験当日の体調コンディション
(どんなに体調管理に気を付けていてもインフルエンザに罹ってしまうことはありますし、試験前日に緊張で眠れなかったという話も聞きます)
この様な要因も、ここで申し上げている運には含まれます。
ただ、この運は、この後お話する本番力である程度カバーも出来ますので、そこまでご心配なさらずに・・・
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そして最後に本番力。
これが意外と大きく合否を左右するのでは!?と感じております。
試験本番にどれだけ自分の力を出し切れたかですが、試験本番に特に強い人、逆に弱い人、結構いるのですよね。
例えば身近なケースで申し上げると・・・息子の場合、模試の合格判定が20%だった学校を含めて5戦全勝しました。
一方、親である私は、不動産鑑定士試験の模試で合格率90%という判定が出続けていたにも関わらず不合格になってしまった経験があります。
模試では偏差値が届くことが全く無かったのに合格出来た逆に、ずっとA判定だったのに不合格になってしまった。
また、同じ人でも、偏差値では10ポイントは余裕があった滑り止め校が不合格だったにも関わらず、偏差値で5ポイント以上足りていなかったはずのチャレンジ校に合格してしまった・・・意外とこの様なケース、耳にします。
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勿論、最後の模試から試験当日の期間に一気に力をつける生徒さん(特に男子に多いです)も結構いるので、その様な超直前期間に実は順位が結構変動しているからということも言えますが、試験本番時のメンタルも大きく影響していると思います。
ただ、こちらも過度に心配する必要はなく、メンタルコントロールである程度カバー出来ます。
先ほどお話した通り、合格判定90%だったにも関わらず不合格になり自分自身でも本番に弱いと自覚していた私は、次の年の受験の際、直前期にひたすらイメージトレーニングをすることにより本番でメンタルコントロールが出来、なんとか合格を勝ち取れました。
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話が長くなってしまいますので細かいことは割愛させて頂きますが、端的に申し上げると・・・
・本番時にどの様な事態に遭遇しても、全てプラスにとらえて気持ちを切り替え、最後まで諦めない
・今まで頑張って来た自分の力を信じる
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先ほど、合格の要素のうち努力は50%と表示させて頂きましたが、
「そんなに少ない訳がない!」と思われた方もいらしたでしょう。
努力してきたという自負が有るからこそ、自分の力を信じることが出来るのです。
即ち、努力は本番力にも直結するのですよね。
そして、何より「絶対に合格してやる!」という気持ち。
結局はこれが一番ではないかと感じます。
綺麗ごとではなく、本当にこれが一番なのだと今までの経験から痛感しております。
講師時代はもとより、今回の息子の受験を通して色々なお子さんの状況も伺う機会がありましたが、「え?あんなに優秀だった生徒さん(お子さん)が何故合格出来なかったの!?」というケースの場合、超直前期から本番にかけて、この気持ちが弱かった様に感じます。
一方、親御さんなど周囲からどんなに志望校のランクを下げる様に説得を受けても応じず、「どうしてもこの学校に入りたい!」という気持ちを最後まで持ち続けて奇跡の合格を勝ち取ったお子さんもいらっしゃいます。
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受験生を抱えていらっしゃる親御さん、
「自分を信じて、最後の一分一秒まで『絶対に合格してやる!』という気持ちを持ち続けてね!あなたなら大丈夫!」
是非、お子さんにそう伝えて送り出してあげてください。
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最後までお読み頂き、誠に有難うございました。
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すばるプロフェッションズ
不動産鑑定士 西原 稔子