こんにちは。
ものづくりコーディネーターの石田七瀬です。
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今回は、製造業の現状とこれからについて書きたいと思います。
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皆さんがお使いのシャープペン。
これって、いくつの部品から出来ていると思いますか?
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答えは…
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ノック式の物で14点程になります。
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メーカーや、品物によって違いますがこれをシャープペンメーカー一社で作っているわけではありません。
町工場と呼ばれる工場が、1つ1つの部品を製作し、メーカーで1つのシャープペンに仕上げています。
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その町工場は年々減少していて、2006~16年までで15%減少しています。(総務省 統計データより)
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今までは、同じような物であっても何社も作り先があったけれど高齢化人材不足が進むにつれてその数は減る一方だと思われます。
何十年後には、今は百円位で買えるシャープペンも超高級品になったり、もしくは部品供給が出来ず使えなくなるということもあるかもしれません。
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今現在でも、特殊な加工の場合中々加工先がないというご相談を受けています。
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製造業は、今までははメーカーを頭に下請けと呼ばれる工場がいくつもある縦型社会でした。
下請けも、孫請やひ孫請け…とあり○○協力費△%というような値引きみたいなものもよくある話でした(特に自動車業界が多いです)安ければ安いほどいい、単価重視でした。
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ただ、これからは作り先自体が減っているのでメーカーを軸としたチームによるものづくりに変わっていくと思っています。
特に、特殊な製品ではその傾向が強くなるかと思います。
技術力、品質、納期対応力を持った会社が生き残れる。
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ただ、昔ながらの町工場。
アピールがとても苦手なんです。
うちはこの技術がある!だからこんな単価になる!と伝えることが難しく、値引きされたら嫌だから…と下請け体質が抜けず安価で利益の低い金額を伝えてしまう。
結局は自分で自分の首を絞めている。
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うまくアピール出来ない会社さんに対し当社では、きちんと作り手のヒアリングも行い、強みや技術を確認した上で、お客様にお伝えし、なるべく良い金額での受注になるようにお手伝いしております。
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こういったお手伝いも、ものづくりを後世まで伝える為にものづくりの火を絶やさない為に大切な事だと思っております。
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自社の強みがわからない、とお困りの会社さんからもご相談いただきますよ。
中の人には中々気づかないポイントもいくつもの工場を見ている当社スタッフには光る部分がたくさん見えてきます。
そこをうまく伸ばせたら、売上も利益もかなり変わります。
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その会社の強みがわかる当社だからこそ、こう言う製品が作りたいんだけど…というご相談では、
ぴったりの会社をご紹介させていただけます。
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ものづくりで何かお困りの事がありましたら、ぜひご相談ください。
ものづくりコーディネーターの石田でした。
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すばるプロフェッションズ

ものづくりコーディネーター 石田七瀬