こんにちは。
すばるプロフェッションズ・アライアンスメンバー、不動産鑑定士の西原稔子です。
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今回は趣向を変えて、テレビ出演の裏話についてお話したいと思います。
不動産鑑定士としてテレビ出演させて頂くようになってから早10年・・・
かれこれ、バラエティ番組を中心に50本以上のテレビ番組に出演させて頂いております。
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特に印象に残っている番組がいくつか有ります。
かつて日本テレビで放映されていた「中井正広のブラックバラエティ」もその一つです。
(中居正広さんがMCでしたが、番組名は何故か“中井・・・”だったのです)
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ADさんからのとある一本の電話がきっかけでした。
「東京スカイツリーなどの価格を出してもらえませんか?本日中に。。。」
・・・本日中というのがミソですね。
どうやら、いくつもの鑑定事務所に電話をかけて「そんなの無理」と断られ続け、私のところへ辿り着いたようでした。
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なんでも、夜の会議までに価格を出さなければならないと・・・しかも、他にも首相官邸、東京タワー、日本テレビ汐留タワー、大阪城まで!
そりゃあ、断られますよね。
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なんでも、番組内で超有名不動産の鑑定評価額を当てるクイズを企画しているとのこと。
「本当にざっくりで良いので、どうしても今日の夜の会議までに凡その価格を報告しないといけないのです。。。」
こういった無茶ぶり、TV業界では結構あるあるなのです。
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「分かりました。やるだけやってみましょう。」
かなり面倒なので、いったんはお断りしようとしたものの、ADさんに泣きつかれているうちに、ここで私が断ったら、もう他に引き受けるような不動産鑑定士はいないだろうと思い、チャレンジしてみることにしました。
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たまたまその日は業務も落ち着いていたので、電話を切ってから物凄い勢いで情報収集をして概算査定を行い、なんとかその晩の会議までに全物件の価格をご提示しました。
(かなりザックリではありましたが・・・)

不動産鑑定業界歴も20年余りになりますが、あれだけ集中して評価作業を行ったことは、後にも先にも無いかもしれません(笑)
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他の不動産鑑定士の方々が断った理由は期限だけでなく、物件の特殊性も有ったと思います。
やはり経験したことも無いような超特殊物件になりますと、普通は躊躇しますから。
私も一瞬怯みました。
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ただ、どんな特殊物件でも、不動産には変わりない訳で、落ち着いて、原点の不動産鑑定理論に立ち返れば、経験したことのない様な難物件でも自力でなんとか評価出来るものなのですよね。
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試験でも、仕事でも、難問題にぶつかった時に、気持ちを落ち着かせて基本に立ち返ったらクリア出来た・・・皆さんも、そんな成功体験あるのでは無いでしょうか?
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その後ですが、結局その企画が会議で通り、数回の打ち合わせを経て、2回にわたってスタジオ出演させて頂きました。
スタジオ出演時の中居さん始めタレントさんの様子など、また改めてこっそりお伝えしますね。
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最後までお読み頂き、誠に有難うございました。
不動産鑑定士の西原稔子でした。