【こどものしつけ】

連日、新型コロナウイルスの話題で持ち切りの昨今、学校や職場の環境が変わり、家族で家にいる事が多くなっている方も多いかと思います。
我が家も、3月末より主人がリモートワークで在宅、4月8日からの緊急事態宣言により保育園の登園自粛、そして当サロンも休業という選択をいたしました。
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つまり3歳と5歳の息子達と主人と私が毎日家にいるという状況です。
そうなると、毎日3度の食事を4人ですることになります。
こんな事は結婚して初めてです。恐らくその様な家庭も我が家だけだは無いと思います。
少なくとも当サロンのスタッフ3人の家でも同じ状況だと聞いています。
そこで本日は食事を美味しく気持ちよくいただく為のエチケットについてまとめたいと思います。
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息子たちが通っている保育園では、日ごろから腰骨を立てて椅子に座る事を教わります。
そしてご飯の際には、≪三角食べ≫という食べ方も教わり、汁物、ご飯、おかず、と順番に食べる事を習慣付けるのです。
これは親にとっては、大変有難い教えです。
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その他、代表的な食事の作法として

①正しい姿勢と正しい箸使い

②自分だけしゃべって、会話を独占しない

③出された料理を批判しない

④食卓で、人のために骨を折るように気を配る

⑤口の中に食べ物がある時は話さない

⑥相手が口に物を含んでいる時は、話しかけない

⑦かむ音、飲む音をなるべくたてない

という点が挙げられます。
我が家では①③⑤⑦は子供たちにとても厳しく言い聞かせます。
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なかでも①の箸使いです。
3歳の息子はまだ、エジソン箸を利用します。
エジソン箸とは、まだ物を握る力の無い乳幼児向けに作られた矯正箸、とでも言いましょうか。
親指と人差し指と中指を入れるリングが箸についているのです。
そのリングに3指を入れて握ると、普通の箸を握り出すときにスムーズに扱えるようになる便利グッズです。
そしてもう一人の5歳の息子は普通の箸でご飯を頂きます。
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箸使いは長い歴史があり、様々な約束事がございます。
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すばるのニュースレターをお読みの方々は会食等多いと思いますので、以下の箸使いにも日頃から気を配っていらっしゃることかと思います。
いわゆる《嫌い箸》と呼ばれるものです。

【寄せ箸】箸で器を手元に引き寄せる

【渡し箸】箸をうつわの上に渡しておく

【涙箸】 箸先からポタポタと汁をたらす

【刺し箸】箸を食べ物に突き刺して、口に運ぶ

【探り箸】料理の中身を探るように箸を動かす

【諸起こし】 箸と器を同時に取り上げる

【迷い箸】どれから食べようかと箸を宙に迷わせる

【押しつけ箸】ご飯などを茶碗の中で押し固めて口に運ぶ

【拾い箸】箸から箸へ、挟んだ食べ物を渡す

【指し箸】人や物を箸であれこれ指し示す

正しい箸使いを身に付けていない人や子供にとっては煩わしい事かもしれませんが、箸の作法は楽しく、心地よい食事をするための工夫でもあり、一緒に食事をしていても美しく、気持ちの良いものです。
そして育ちの良さも感じられ、好感も持てます。
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自粛時期の今、ご家族で食事をする機会も多いかと思います。
今一度、お互いに見直し、食卓を囲む時間をより豊かなものにするのはいかがでしょうか。
(参照 小笠原敬承斎 『小笠原流礼法入門 見てまなぶ 日本人のふるまい』 淡交社 72・73ページ)


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