皆様、はじめまして。
今月からすばるプロフェッションズに加入したシンガーソングライターの安達 充です。
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某有名漫画家と同姓同名ですので(笑) それで名前を覚えていただければ幸いです。
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シンガーソングライターといえば、作詞作曲をして自ら歌う人ということですが、私は「たった1人の想いをオーダーメイドで曲にする“ソングレター”」という作曲スタイルを専門にしています。
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「そんな仕事が成り立つの?」と思われるかもしれませんが、私の特技は即興作曲。
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8月に行われたすばるのサマーフェスタでも参加者の方から寄せられた言葉をつなげてその場で曲にするというパフォーマンスをさせていただきました。
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今までにない概念の仕事だと思います。
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でも、おかげさまで今年で活動15周年を迎えます。
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これからこちらのレターにも登場しますのでどうぞよろしくお願いします。
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今日はそんな耳慣れないであろう私の活動にちなんで
【今までにない概念のものを、どう伝えるか?】
というお話をしたいと思います。
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私はよく「作曲家ではなく翻訳家です」という風に自分の職業を説明します。
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時には「日本語と音楽語のバイリンガルです」と言ってみたり、「即興作曲は同時通訳のようなものです」とも。
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つい先日、混雑中の湘南新宿ラインの車内にてこんなことがありました。左の方から「どなたかSOSボタンを押せる方いますかー?」という女性の声が響きわたったんです。
右の方からは「ありませんー」という男性の返答。
でも、私の位置からはSOSボタンの表示が見えたので「そこにSOSボタンがあるみたいですよ!」と声で伝えました。
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結果、SOSボタンが押されて緊急停止の後、次の駅で急病人を駅員さんが救護してくれました。
最初に声をあげた女性の勇気と、SOSボタンを押してくれた男性の行動と、そこに自分が少しでも貢献できたよろこび。
一連のプロセスの中で感じた「心のつながり」が何とも心地よかったです。
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僕の位置からは左の女性も右の男性も見えなかったのでいわば「目には見えない連携プレー」。
でも、誰かが声を挙げたことで、他の人が反応して、事態が快方に向かっていく。
まるで「音叉の実験」を見ているようで、最終的には車両全体が温かい波長で満たされた気がしました。
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私の仕事は、まさにこれと同じことです。
想いを発信したい人がいて(→最初に声を挙げた女性)
それがそのまま伝わらないケースがあって(→ボタンに気づかなかった男性)
自分の位置だからこそ見えるものを伝えて、通訳するのが私。
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そして、そこで生まれるものは目に見えない「心のつながり」と一体感です。
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いかがでしょうか?
こんな風に説明をすると、少しイメージがわいていただけるのではないかと思います。
私のように「今までにない概念」の仕事をしている場合、「既存の何か」と結び付けて説明してみてやっと伝わるということがあります。
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私と同じように
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・今までにない職業

・今までにないサービス
・今までにない新商品
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を人に伝えたいと思われる方は、是非「既存の何かと結び付けて伝える」ということを試みていただきたいと思います。
人は体験したことがないものは理解できません。
知っているものとの関係性で初めて認識します。
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何かの参考にしていただければ幸いです。
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最後に一つだけ宣伝ですが、今年9月に私が活動15周年を記念して実施したライブの動画上映会がちょうど今週予定されています。
もしもご興味がわいた方がいらっしゃったら是非お越しいただければと思います。

ソングレター15周年記念ライブ 動画上映会&ミニライブ
2019年12月7日(土) 13:00~17:00 芝公園
https://www.song-letter.jp/15thlive/viewingparty/

最後までお読みいただきありがとうございました。
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すばるプロフェッションズ
ソングレターアーティスト 安達充