「東京と埼玉で SE 構法+省エネ住宅を建てる、株式会社アーキ・モーダ」代表の鈴木です。
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先日19日(金)に日本木造住宅産業協会(通称:木住協)主催の【木造軸組工法による耐火建築物/1時間耐火構造】の講習会に行ってきました。
5年前にも一度受講し、木造の耐火建築物の設計・監理に携われる者として登録されていましたが、今回はあれから5年、さらに進化した内容を確認するために志願しての参加となりました。
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本来木造住宅は防火地域に指定されているエリアでは延床100㎡までしか建築できませんが、この資格を持っていれば、大きさに制限なく地上4階建てまでの建物(1時間耐火建築の範囲)を計画できることになります。
耐火建築とは1時間耐火構造と2時間耐火構造に分かれてますが、それぞれの時間、火災にあって消火活動に頼らずも倒壊しない建物という意味で、要は火事に極めて強い建物となります。
今までは鉄骨造やRC造の独壇場の分野、市場でしたが、木造でもある一定の対策を施すことで、木造でも防火地域やその他エリアにおいて中・大規模建築が実現可能となってきました。

ここ数年、循環型社会で建築に「木」を使う重要性が見直され、国も木材利用の促進を積極的に推奨しこのような流れになってきています。
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弊社もこの1年で数件、防火地域あるいはその他の地域で中規模建物の案件が来るようになったことを考えると、国策も相まってこれから急速に木造の中・大規模建築が広まってくるように思います。
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中・大規模建物を木造で計画するメリットは、循環型社会での適合だけではなく、鉄骨やRC造の建物に比べ、建物の自重が軽いため地盤への負担が軽く基礎補強や地盤補強コストが安く上がります。
また建築コストも安く工期も早く、将来の用途変更もしやすいというメリットがあります。
集成構造材や構法が進化したことで、鉄骨造並みの大空間が実現可能となり、デザインの自由度もあって近年急速に木造が注目されてきました。
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弊社が扱っている【SE構法】はまさに中大規模建築との相性が良く、SE構法を扱っている他の施工会社さんの施工例ではありますが、「医療介護施設」や「インターナショナルスクール(校舎)」「保育園」「レストラン」「商業施設」などすでに数多くの実績があります。
従来の鉄骨造やRC造と比べデザイン性が高く、どれもしっかりと木のぬくもりや力強さが感じられる素敵な建物ばかりです。

弊社も来年、東京都中野区で施工面積90坪強の1時間耐火建築仕様の2世帯住宅を着工する予定です。
これを皮切りに弊社も1時間耐火建築の建物を積極的に受注していきたいと考えてます。
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皆様も、防火地域での建築、あるいは中規模建築の案件がありましたら、ぜひ弊社にお声をおかけください。
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それではまた。
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すばるプロフェッションズ

東京と埼玉で SE構法+省エネ住宅を建てる
株式会社アーキ・モーダ
代表 鈴木 快