さて、世の中は新型コロナウィルス関連ニュース一色ですね!
毎日、世界中の感染者数と死者数の数字が報道され、感染リスクに怯える国民の様子が伝えられていますが、新型コロナウィルスの感染リスク以上に、経済活動に与えている影響も絶大なものがあります。
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イベント会社や宿泊施設、飲食業界など多大な影響を受けていることは皆さんも承知のことと思いますが、私が身をおく建築業界も大変な状況に陥っています。
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まず2月25日前後を境に、住宅衛生設備(システムキッチン 、ユニットバス、洗面化粧台、ウォシュレットトイレなど)の発注が凍結されてしまいました。
各住設メーカーが受注を停止してしまったのです。
理由は、中国から部品が調達できず、国内で完成品として出荷することができなくなったためです。
国内メーカーは、近年在庫を抱えずに発注状況に合わせて効率的な生産に切り替えているために、多くの在庫は抱えていません。
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また、時期的なタイミングも悪かったです。
3月は年度末の住宅会社が多く、また施主様も新年度を迎える直前ということで、3月完工物件は一年を通じて年末と同様に特に多い時期です。
今は完成間近であるけれどトイレが設置できないという状況で混乱している住宅会社は多いと思います。
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幸い弊社は3月と4月にお引き渡しの物件については、代替え品を含め何とか確保ができましたが、5月以降は不透明です。
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住宅衛生設備機器はどれも生活に欠かせない設備なので、どれか一つ欠けても実際には住むことが困難となります。
お施主様からすれば、そういう状況でたとえそれ以外のすべての工事が完成していても、決済する気にはならないでしょう。
決済をすれば、まだ満足に住むことができない家の住宅ローンが始まりますし、合わせて借り住まいの家賃の負担も続きます。
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住宅会社からすれば、決済を迎えなければ工事代金が回収できずに、業者への支払いができなくなりますので、これもまた死活問題となります。
国も素早く金融支援を発表しました。
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埼玉県の中小企業向け制度融資を見てみると以下の内容です。
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運転資金 5,000万円まで
金利 1.0%以内
融資期間 7年以内
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弊社のような小さな住宅会社でも、業者への支払いや固定費を含めて毎月4千万から5千万の支払いをしています。
動かしている物件の数によって、もっと多くの支払いをしている住宅会社は山ほど存在しています。
業種や業態にもよりますが、はたして5,000万円の融資が有効なのかどうかは個人的に疑問です。
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このような状況がいつまで続くのかが最も大きな焦点ですが、それは誰にもわかりません。
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さて「建築業界ピンチ!」の話をしてきてしまいましたが、すばる代表紅谷さんの「ピンチはチャンス!!」という言葉にもあるように、前をむいてやるべきことをやってこんな時でも力強く邁進していく姿勢だけは保っていきたいと考えている次第です。
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皆さんもそれぞれ仕事上のピンチを迎えているかもしれませんが、頑張っていきましょうね!
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それではまた。
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すばるプロフェッションズ
東京と埼玉で SE構法+省エネ住宅を建てる
株式会社アーキ・モーダ
代表 鈴木 快
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