すばるプロフェッションズ コアメンバー、
税理士の栗原正樹です。


経営顧問のご依頼を受けております。
また「PSE ACCOUNTING FIRM」という税理士グループを主宰しており、クライアントの皆様のニーズに合った最適な税理士をご提案できます。

今回から数回にわたり、
組織ついてお話ししたいと思います。

これまでお話しした通り、企業経営の理想的な姿は、自らが掲げる経営理念を実現するため最適な資源配分を戦略的に行った上で、その配分された資源を用いて他社といかに戦うかという競争の戦略を立てる必要があります。

これらは企業が外部に働きかけるという意味で外部統制と言われますが、これと合わせて企業は内部の統制、つまり人の動かし方を考える必要があります。

どんなに素晴らしい戦略を立てても、それを実行出来なければ意味が無いのです。

この内部統制の重要なポイントが今回からお話する組織です。

組織というと、皆さんは人が集まっている姿を想像するかもしれませんが、人の集まりには、集団、群衆、コミュニティ等の様々なタイプがあり、人の集まり=組織というわけではありません。
コンサートに集まっている人や駅に集まっている人を組織とは呼ばないですよね。

組織も人の集まりの一種ではありますが、特定の要件を満たさなければ組織とは言えません。

組織とは人の集まりのうち、「特定の目的を達成するために、再構成された相互作用する人間の集団」を言います。
つまり、人はいるが組織のない企業が存在し得るということです。

経営学者のチェスター・バーナードによれば、組織が成立するための条件は

①共通の目的の存在(組織目的=経営理念)

②組織目的に協力する意思の存在
(貢献意欲=モチベーション)

③円滑なコミュニケーション

であるとされています。
組織がない会社は、多くの人を集めたとしても、その人達の力を集約して大きな力を発揮することが出来ません。

そのため、ある程度の規模になった会社にとっては組織の存在はとても重要です。

次回はもう少し踏み込んで組織について取り上げていきたいと思います。

すばるプロフェッションズ

税理士 栗原正樹