モチベーションについて
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すばるプロフェッションズ コアメンバー、税理士の栗原正樹です。
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「PSE ACCOUNTING FIRM」という税理士を中心としたコンサルティンググループ主宰しており、経営顧問から相続対策までお客様のあらゆるニーズに対応できます。
https://www.pse-ac.com/
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私は経営者の方が業務上直面する経営課題に対して、経営者サイドで専門的立場から一緒に考える経営顧問のご依頼を受けております。
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前回まで組織について取り上げました。
今回からモチベーションについて取り上げます。
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忘れがちなのですが、人間の能力と仕事に発揮される力は
イコールではないのです。
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人間は機械と異なり、常に同じパフォーマンスを発揮するわけではないからです。
どれほど潜在的な能力が高くても、実際に発揮されるパフォーマンスが低ければ、企業にとっては意味がないですよね。
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過去のテイラーやメイヨー・レスリスバーガーの頃から研究が進み、パフォーマンスは「能力 × 発揮度」で決まり、この発揮度はモチベーションに大きく影響を受けることが明らかにされています。
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能力は「潜在的特性 × 訓練・熟練」で向上しますが、それとは別に発揮度のコントロールが企業経営上不可欠なのです。
従業員のモチベーションは、労働の対価として「自らを満足させる報酬が得られるか」という期待によって左右されますが、これは必ずしも金銭的な報酬を意味するだけではありません。
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従業員のモチベーションを引き出し、発揮度を高め、パフォーマンスをコントロールするためには、従業員の期待に応える報酬を用意することが必要なのです。
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しかし、一人一人の異なる欲求に対応することは企業にとって現実的ではありません。
次回は、この従業員の欲求に企業がどのように応えるべきかについて取り上げます。
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すばるプロフェッションズ
税理士 栗原 正樹